2006年09月20日
ジャニーズは好きですか?
ジャニーズが嫌いです。
テレビにジャニーズが映ったときはすぐに切り替えます。
聞き飽きたリズム、大して歌唱力もない。チャラチャラとしたビジュアルをもってヘンテコなダンスを踊ってるだけでキャーキャーと黄色い嬌声を浴びる。
これで「アーティスト」というのだから、嫌いなんです。
いや、実際のところは「ひがみ」が大半なんですけど。
と、常々思っていたのですが、最近マーケティングの世界に足を踏み入れて、これが大いに見方が変わっちゃったんですね。
その昔『チェッカーズ』というアイドルグループがいました。僕は22歳なので大いに世代は異なりますけど、相当に売れた、ということぐらいは知っています。
今見れば、有象無象のアイドルグループのひとつ、であり、また「顔が良いだけであんなに売れたのか?」という素朴な疑問もあるわけです。
ジャニーズなんぞに興味がない僕としては、“たまたま売れたんだろう”程度の結論しか出ない。でも、これもマーケティングの力なんですよね。
ビートルズはマネージャーのブライアン・エプスタインと出会っていなければ、無名のままに終わっていたかもしれない。
これは有名な話で、ビートルズから革ジャンとタバコとリーゼントヘアーを奪い、代わりにパリッとした細身のスーツを与え「マッシュルームカット(キノコ頭の珍妙な髪型です)」にさせてしまったのは、このブライアン・エプスタインです。
これは、いわゆる「商品の差別化」なんですよね。
当時はR&B全盛期で、似たような容姿のバンドはたくさんいました。ビートルズはそのたくさんいるロックバンドの一グループでしかなかった。いくら音楽性に優れていても、これではあくまで「ロックバンドその他」の存在だった。
この「差別化」をきっかけに世界で一番成功を収めたロックグループと成り得たわけですから、マーケティングの力は恐ろしいですね。
例えどんなに売れる要素のたくさん詰まっている商品でも、宣伝の仕方を間違えれば全然売れないという事態になるわけですから。
で、話は『チェッカーズ』に戻るわけですが、彼らも実は「新しかった」んです。たまたま売れたのではなく、戦略を用いて売らせてたんですね。
ところで、チェッカーズのコンセプトを挙げますと、『横浜銀蝿』の“不良”、『シブがき隊』『たのきんトリオ』のくったくのない“明るさ”を併せて、健康的で可愛い不良をイメージしたのだそうです(吉田就彦著『ヒット学』ダイヤモンド社より)。コンセプトに従い、髪型も「チェッカーズカット」にした。これはプロデューサーが意識したのかどうか分かりませんが、ビートルズが売れた経緯とよく似てるんですね。
年代が違う上にジャニーズ嫌いの僕ですら、この「他にはない新しさ」はよく分かります。
そんなわけで、この商品の差別化の重要性は、僕がこの業界に入ってまず最初に感心したマーケティング手法でありました。
以上、このような下らない内容をこれからポツポツと書いていく所存ではありますが、初回からウソをついてしまったことをまずはお詫びしておきます。僕は22歳ではありません。
ライフラインスタッフの高橋でした。
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- at 15:45

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