【焼肉店 売上】焼肉店が売上を倍増させた「動画×LINE」の合わせ技
先日、会員さんの焼肉店オーナーからこんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、うちの店、味には自信があるんです。常連さんも『また来るよ』って言ってくれる。でも翌月なかなか戻ってきてくれないんですよね。新規のお客さんを集めようとチラシも打ったし、食べログも課金してみた。でも費用ばかりかかって、利益が全然残らなくて…」
この話、焼肉店に限らず、飲食店を経営していると本当によくあるパターンなんですよね。
美味しい料理がある。お客さんも喜んでくれている。なのに売上が伸びない、利益が残らない。その原因のほとんどは「新規集客ばかりに目が向いていて、既存客への再来店対策がほぼゼロ」という状態にあります。
今回は、この会員さんが実践して売上を大きく伸ばした「動画×LINE」の合わせ技について、具体的にお伝えしていきます。焼肉店はもちろん、居酒屋・海鮮店・ホルモン店など、幅広い飲食店経営者の方に参考にしてもらえる内容です。
なぜ「新規集客だけ」では利益が残らないのか
まず大事な前提からお話しします。
売上というのは、「客単価 × 客数 × 来店頻度」の掛け算でできています。ここを分解せずに「とにかく新規客を増やそう」という方向だけで動いてしまうと、広告費・掲載費がかさんで、売上は立っても利益がほとんど残らないという状況になりやすいんですよ。
たとえばチラシ1万枚配って30人来店したとして、そのうちリピーターになるのが1割以下だとしたら?次の月もまた1万枚配らないといけない。これを繰り返すと、コストだけが膨らんで体力を消耗していく一方です。
もっと効率がいい順番があります。それは——
- まず店内の販促(POP・メニューブック)で客単価を上げる
- 次に再来店対策(LINE・ハガキ)で来店頻度を高める
- 最後に新規集客に取り組む
この順番で動くのが、利益を残すための基本です。今回ご紹介する「動画×LINE」の合わせ技は、この2番目と3番目を同時に効率よく回す方法なんです。
「動画」が焼肉店の集客で機能する理由
焼肉店というのは、実は動画との相性が抜群にいい業態です。
網の上で肉が焼ける音、煙、じゅうっと広がる脂の艶。テキストや写真では伝えきれない「あの感覚」を、動画なら20秒もあれば再現できてしまいます。
実際に相談いただいた会員さんが最初にやったのは、仕込みの様子を30秒ほどのショート動画にしてInstagramとYouTubeショートに投稿すること。肉の品質へのこだわり、タレの仕込み、炭の準備——普段お客さんが見えていない「裏側」を見せたんですね。
するとどうなったか。「この店の大将、ちゃんとやってるやん」という信頼感が生まれて、来店したことがない人からも問い合わせが来るようになった。これが動画の教育集客としての効果です。
ポイントは2つあります。
- すぐに来てほしい人向け(今日の日替わりメモや、限定席情報など)
- 将来のお客さんを育てるための動画(こだわりの仕込み、食材の産地紹介など)
この2種類を意識して出し分けるだけで、動画の効果はぐっと上がります。
「でも動画なんて撮ったことないし、難しそう…」という声もよく聞きます。でも大丈夫です。スマホ1台で十分。三脚もなくていい。むしろ手作り感がある動画のほうが、個人の焼肉店らしくて親しみやすいんですよ。大手チェーンには出せない「人の顔が見えるお店」としての魅力が伝わります。
「LINE」が既存客の再来店を驚くほど促進する
動画で「知ってもらう・信頼してもらう」ことができたら、次はLINEで「また来てもらう仕組み」を作ります。
来店してくれたお客さんにLINE公式アカウントの登録をお願いして、登録特典(たとえば「ハラミ1皿無料クーポン」など)を渡す。これで顧客リストが作れます。
そのリストに対して、週に1〜2回のペースでLINEを送るんですね。内容は——
- 「今週入荷した希少部位のご案内」
- 「大将のおすすめタレのこだわりを動画で紹介」
- 「常連さん限定の平日特別コース」
こういったメッセージです。ここで動画との連携が活きてきます。LINEのメッセージに「先日Instagramに投稿した仕込みの動画、見てくれましたか?実はあのタレ、今週末の特別コースで使います」というふうにつなげると、動画もLINEも両方見てくれる人が増えてくるんですよ。
会員さんの焼肉店では、LINEを始めてから2ヶ月で登録者が150人を超え、送るたびに平日の予約が2〜3件入るようになったそうです。以前はチラシに月3万円使っていたのが、LINEは月数千円のシステム費用だけ。コストを大幅に下げながら再来店を増やせたわけです。
「新規客にはお金をかけていい、でも既存客には時間をかける」という考え方が、ここで生きてきます。LINEは時間をかけて関係を深めるツールとして最適なんです。
動画とLINEを「つなげる」ことで仕組みになる
動画単体、LINEだけ、それぞれ別々に取り組んでいるお店はちらほらあります。でも「合わせ技」にしているお店はまだ少ない。ここに差が出るポイントがあります。
仕組みの流れはこうです。
動画(Instagram・YouTubeショート)→ 「詳細はLINEで」と誘導 → LINE登録 → 再来店・常連化 → 常連客が動画をシェア → 新規認知
この流れが一度回り始めると、広告費をほとんどかけなくても、毎月の売上が安定してきます。「仕組みに働いてもらう」という感覚です。
ひとつ具体的な例を挙げます。相談いただいた会員さんは、ある日「希少部位の和牛タン入荷しました」という動画を投稿したところ、その日の夜にLINE経由で7件の予約が入りました。その日だけの売上でいえば、通常の水曜日の1.5倍以上だったそうです。
これが「動画×LINE」の合わせ技の本質です。動画で期待感を高め、LINEで購買行動を引き出す。どちらか1つでは弱くて、組み合わせることで初めて「仕組み」になるんですよね。
もちろん、始めたばかりのころは登録者が少なくて効果を感じにくいこともあります。それでも続けてください。LINE登録者が100人を超えたあたりから、体感として効果が出やすくなります。そこまでの辛抱です。
今すぐできる「最初の一歩」を具体的に
「やってみたい!でも何から始めればいい?」という方向けに、最初の一歩をまとめます。
ステップ1:LINE公式アカウントを無料で開設する
まずLINE公式アカウントを作るところから。月1,000通まで無料で送れます。登録特典として「次回来店時に使えるサービス券」を用意しておくと登録率が上がります。
ステップ2:スマホで「仕込み動画」を1本撮る
今夜の仕込みの様子をスマホで30秒撮影して、Instagramのリールに投稿してみてください。プロっぽく作る必要はありません。「大将が一人でやってる感じ」が個人店の武器です。
ステップ3:動画の最後にLINE登録の案内を入れる
「LINE登録してくれた方に次回使えるクーポン送ります」という一言を動画の最後か投稿文に入れるだけでOKです。
ステップ4:週1〜2回、LINEでメッセージを送る
「今週のおすすめ」「限定メニューのご案内」「先日の仕込み動画の裏話」など、短くていいのでコンスタントに発信します。
この4ステップを2〜3ヶ月続けるだけで、お店の雰囲気は確実に変わってきます。大事なのは継続です。
まとめ:利益が残るお店は「仕組み」で動いている
今回お伝えした「動画×LINE」の合わせ技は、特別な技術や大きな予算がなくても実践できます。必要なのはスマホと、お客さんに役立つ情報を発信し続ける習慣だけです。
繰り返しになりますが、着手の順番が大事です。まず再来店の仕組みを作って、その上で新規集客に取り組む。この順番を守るだけで、同じ努力量でも利益の残り方がまったく違ってきます。
「今の行動の結果が今の売上」という言葉を私はよく使いますが、今日からLINEと動画に取り組んだ結果は、2〜3ヶ月後の売上に反映されます。だからこそ、なるべく早く、今すぐ動いてほしいんですよね。
焼肉店の売上を倍増させた事例は、決して特別なお店の話ではありません。動画とLINEという、誰もが使えるツールを「組み合わせて、続ける」だけで実現できた話です。ぜひ、明日から1つ実践してみてください。
もし「自分の店でどう応用すればいいかわからない」「販促の全体像を整理したい」という方は、まず下記の資料をご覧ください。お客さんの購買行動を軸に販促を整える考え方をまとめています。
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一緒に、利益が残るお店を作っていきましょう。