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【飲食店 メニューブック 作り方】注文点数が増えるメニュー構成の秘訣

【飲食店 メニューブック 作り方】注文点数が増えるメニュー構成の秘訣

実は、飲食店でお客さんが「メニューを見ても追加注文しない」理由の8割以上は、料理の味でも接客でもなく、メニューブックの構成そのものに原因があるんです。

これ、聞いてびっくりする経営者の方がすごく多いんですよ。一生懸命に仕込みをして、美味しいものを出しているのに、テーブル1卓あたりの注文点数が伸びない。追加注文が入らない。そんな悩みを抱えているなら、まずメニューブックを見直すのが最短ルートです。

私、ハワードジョイマンは、静岡県静岡市清水区を拠点に、飲食店・美容室を中心とした店舗経営者の支援を20年以上続けてきました。全国1,000店舗以上を見てきた中で確信しているのは、メニューブックは最も投資対効果が高い「無言の販売員」だということ。広告費ゼロで客単価を上げられる、数少ない武器なんです。

この記事では、注文点数が自然に増えるメニューブックの作り方と、売上より利益が残る構成の秘訣をお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてください。


【飲食店 メニューブック 作り方】注文点数が増えるメニュー構成の秘訣 | 飲食店・美容室の年商1億円突破の教科書

メニューブックは「補助金」並みの費用対効果がある──その理由

少し驚く話から始めます。中小企業が活用できる「小規模事業者持続化補助金」や「事業再構築補助金」といった公的支援制度は、設備投資や販促物の作成に使えるものもあります。実際にメニューブックの刷新やPOP制作を補助金で行った飲食店の事例もあります。

でも正直に言うと、補助金の採択を待っている間にできることが山ほどあって、その筆頭がメニューブックの見直しなんです。

会員さんの実例をお話しします。ある中華料理店のオーナーが、POPとメニューブックを見直しただけで客単価が5%アップして、売上が過去最高を更新しました。追加した費用はほぼゼロに近い。これ、補助金をもらわなくても今すぐできる話ですよね。

もちろん、補助金を活用してメニューブックをプロにデザインしてもらったり、タブレット注文システムを導入したりすることも選択肢のひとつです。小規模事業者持続化補助金は、販促物の作成や店舗改装に使えるケースがあり、上限50万円(条件によっては最大200万円)の補助を受けられます。IT導入補助金を活用してデジタルメニューや予約管理システムを整備するのも有効です。

ただし、補助金はあくまで「手段」です。まずメニューブックをどう構成するかという戦略がなければ、補助金を使っても見た目が綺麗なだけのメニューができあがるだけ。大事なのは構成の考え方なんですよ。


注文点数が増えるメニュー構成の3つの鉄則

では具体的な話に入ります。注文点数を増やすメニューブックには、実は明確な法則があります。

① 「集客商品」と「収益商品」を分けて配置する

まず最初に意識してほしいのが、メニューを「入り口商品」と「収益商品」に分けるという発想です。

入り口商品は、お客さんが「安い!」「これ頼もう」と手が伸びやすい価格帯のメニュー。収益商品は、そこから追加してもらうことで利益が取れる商品です。

よくやってしまいがちなのが、全部のメニューで利益を取ろうとすること。これをやると全体的に値段が高く見えて、お客さんが追加注文しにくくなるんです。サイゼリヤの鶏の唐揚げ290円、あれで利益が取れているんですよ、という話をよくするんですけど、要は入口の価格帯で集めて、ドリンクや他のメニューで利益を取る設計になっている。これが基本です。

メニューブックの上位・目立つ位置に入り口商品を置いて、追加してほしい収益商品はその横・下・別枠で「おすすめ」として提案する。この配置だけで注文点数は変わります。

② 目が止まる「見た目」をつくる

メニューブックで見落とされがちなのが「視線の動き」です。人は左上から右下へ視線が流れる傾向があります。開いた時に最初に目が行く場所に、一番売りたいものを置く。シンプルですが、これをやれていないお店が本当に多い。

写真は必須です。でも「写真があればいい」という話でもなくて、食欲をそそる角度・光・盛り付けで撮られているかどうかが重要。スマホのカメラでも、自然光の下で斜め上から撮るだけで全然違います。実際に会員さんの中には、写真を変えただけで特定メニューの注文数が1.5倍になった方もいます。

また、メニュー名のネーミングも大事。「チキンソテー」より「朝採れ地鶏のハーブ香るソテー」の方が注文したくなりますよね。見た目と言葉で違いを作る、これが客単価アップの基本です。

③ 「追加提案」を仕組みとしてメニューに組み込む

注文点数を増やすために最も直接的なのが、追加提案をメニューブックの中に仕込んでしまうことです。

たとえば、メインメニューのページの下に「こちらと合わせてどうぞ」という小枠を作って、相性の良いドリンクやサイドメニューを掲載する。「ランチセットにデザートを追加する場合は+300円」という一言を入れる。これだけで、スタッフが声かけしなくてもお客さん自身が「じゃあこれも」と動いてくれます。

仕組みに働いてもらう、という発想ですね。スタッフが一人ひとりに提案するのは限界があります。でもメニューブックは全テーブルに置いてある。この「無言の販売員」をちゃんと機能させることで、労力ゼロで注文点数が増える状態を作れるんです。


「利益が残るメニュー設計」で絶対に外せないポイント

注文点数が増えても、利益率の低いメニューばかり出ては手元にお金が残りません。メニューブックの作り方を考える時、同時に「利益が残るかどうか」の視点を持ってほしいんですよ。

飲食店の収益構造の目安として、原価30%・人件費30%・地代家賃10%・営業利益10%、いわゆる3・3・1・1の構造があります。この中で経営者が手を打ちやすいのが原価率のコントロール。

具体的には、原価率の低い商品を「おすすめ」として前面に出すことです。例えばドリンクは原価率が低いことが多い。デザートも然り。これらをメニューブックの目立つ位置に置いて自然に注文が入る設計にするだけで、実は利益率がぐっと上がります。

また、一つの素材を複数のメニューに展開する「素材の分解活用」も有効です。同じ仕込みから複数メニューが出せれば、ロスが減って原価率が下がります。これも立派なメニュー設計の戦略です。


補助金を使ってメニューブックを強化する──活用のステップ

ここで改めて補助金の活用について整理します。メニューブックを本格的に刷新したい、タブレットメニューを導入したい、という場合には公的支援を検討する価値があります。

小規模事業者持続化補助金は、販促物(チラシ・メニューブック・POPなど)の制作費や、ホームページの作成・改修費用に使えるケースがあります。申請には「経営計画書」と「補助事業計画書」の作成が必要で、商工会・商工会議所の支援を受けながら申請するのが一般的なルートです。

IT導入補助金は、タブレット注文システム・予約管理ツール・POSレジなどのITツール導入に活用できます。飲食店での活用実績も多く、注文の効率化と同時にデータ分析もできるようになります。

補助金申請で大切なのは3つです。

  1. 自社の成長戦略と結びついているか──「メニューブックを新しくして客単価を上げ、年商〇〇円を目指す」という明確な計画があること
  2. 採択後の実行まで設計されているか──補助金をもらって終わりではなく、導入後の検証・改善サイクルまで考えていること
  3. 専門家のネットワークを使うこと──中小企業診断士など、事業計画の書き方を熟知した専門家と一緒に進めると採択率が変わります

私自身、中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)として、会員さんの補助金・事業計画の相談にも対応しています。「自分のお店で使える制度があるのかどうかすらわからない」という方こそ、まず相談してみてください。


まとめ:メニューブックを変えると、お店の利益構造が変わる

今日お伝えしたことをまとめます。

  • メニューブックは、広告費ゼロで客単価を上げられる最強の販促ツール
  • 集客商品と収益商品を分けて配置する
  • 視線の動きと写真・ネーミングで「見た目の違い」を作る
  • 追加提案をメニューに仕込んで「仕組みに働かせる」
  • 利益率の高いメニューを目立つ位置に置く
  • 本格刷新には補助金活用も有効(ただし戦略が先)

今の行動の結果が今の売上、という話をよくするんですが、メニューブックの見直しは今日から着手できる行動です。まず手元のメニューを広げて、「入り口商品はどれか」「収益商品はどれか」「追加提案が仕組み化されているか」を確認してみてください。

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