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【飲食店 POP 作り方】売れるPOPと売れないPOPの決定的な違い

【飲食店 POP 作り方】売れるPOPと売れないPOPの決定的な違い

手書きのPOPを作ってテーブルに置いてみたのに、全然注文が入らない……そんな経験、ありませんか?

「見た目がイマイチだったからかな」「もっとカラフルにすれば良かったのかな」と思って作り直してみても、やっぱり反応が変わらない。そういう声、会員さんからもよく聞きます。

実はPOPが売れるかどうかって、デザインの問題じゃないんですよ。「何を書くか」の問題なんです。

僕がこれまで全国1,000店舗以上の飲食店・美容室の経営者さんと一緒に販促を考えてきた中で、はっきり分かったことがあります。売れるPOPと売れないPOPには、たった1つの決定的な違いがあります。その違いさえ理解すれば、今日から作るPOPがガラッと変わります。

この記事では、客単価アップに直結するPOPの作り方を、具体的な事例を交えながらお伝えしていきます。


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売れないPOPに共通する「商品説明」という落とし穴

まず、多くの飲食店さんが作ってしまう「売れないPOP」の典型例を見てみましょう。

「当店自慢の〇〇定食 880円」
「本日のおすすめ!新鮮な海鮮丼」
「シェフ特製のパスタです」

……どれも見覚えがあるんじゃないですか?こういうPOPって、全部「商品の説明」なんですよ。

お客さんの立場で考えてみてください。テーブルに置いてある紙を見て「当店自慢の」と書いてあっても、「だから何?」ってなりますよね。自慢なのは分かったけど、私が注文する理由が見当たらない、という状態です。

商品を説明しているPOPと、お客さんの「欲しい」という気持ちを引き出すPOPは、まったく別物です。売れるPOPは商品説明じゃなくて、お客さんの感情に語りかけるものなんです。

ここを理解するだけで、POPの書き方が根本から変わります。


売れるPOPの正体は「お客さんの頭の中の声」を代弁すること

では、売れるPOPって何を書けばいいのか。

答えはシンプルで、「お客さんが今思っていること」を先に言ってあげることです。

たとえば、居酒屋さんで日本酒の品揃えをPOPで紹介したいとします。「〇〇酒造の純米大吟醸 2合 1,500円」と書いても、日本酒に詳しくない人にはピンと来ません。

でも、こう書いたらどうでしょう。

「日本酒って種類が多くてよく分からない……という方へ。飲みやすくて女性にも大人気の、フルーティーな純米大吟醸、ご用意しました」

日本酒に詳しくない人が思っていた「よく分からない」という感情を先に代弁して、そこから「あなたのためのものですよ」と伝えている。これが売れるPOPのロジックです。

僕がよく使う言い方で言うと、「商売は問題解決業であり要望実現業」なんですよ。POPも同じで、お客さんが抱えているちょっとした疑問・不安・要望を解消してあげるものが、結果として売れるPOPになります。

中華料理店の会員さんが、メニューブックのPOPを見直しただけで客単価が5%上がり、売上過去最高を更新した事例があります。特別な広告費をかけたわけじゃないんです。テーブルに置いてあるPOPの「言葉」を変えただけで、お客さんの注文行動が変わった。それがPOPの力です。


飲食店のPOP作り方:3つの要素を入れるだけで変わる

では実際に、売れるPOPに必要な要素を3つに絞ってお伝えします。

① 誰に向けたものかを明示する

「お客さんへ」じゃなくて、「〇〇な方へ」と絞り込むことが大事です。

「お腹いっぱい食べたい方へ」「今日ちょっと疲れた方に飲んでほしい一杯」「ダイエット中でもがっつり食べたい方にオススメ」という感じで、読んだ人が「あ、これ私のことだ」と思えるように書く。

ターゲットを絞ると売れなくなりそうな気がするんですが、逆なんですよ。絞ったほうが刺さる人には強く刺さって、注文につながります。

② 「なぜこの商品があなたに必要か」を1文で伝える

商品の説明じゃなくて、その商品がその人の何を解決するのかを書く。

「当店人気No.1の鶏の唐揚げです」ではなく、「居酒屋でお子さんも食べられるものが少ない……というご家族連れのお客さんに大人気の一品です」という感じです。機能(唐揚げ)じゃなくて、価値(家族みんなで楽しめる)を伝える。

③ 背中を押す一言を最後に添える

「ぜひ一度お試しください」「スタッフにお気軽にどうぞ」など、注文への小さな一歩を示してあげることで、「頼んでもいいんだ」という心理的なハードルが下がります。

この3つがそろったPOPは、デザインがシンプルでも、手書きでも、ちゃんと機能します。見た目を磨く前に、まず「言葉」を磨いてください。


客単価アップにPOPを活用する「順番」が大事

ここで少し視点を広げると、POPって実は「売上の仕組みの中の一部」として機能させると、もっと大きな効果が出るんですよ。

僕がいつも伝えているのは、売上アップの着手順序は決まっているということです。

①まず客単価を上げる(POP・メニューブック)→②来店頻度を高める(LINE・ハガキ)→③最後に新規集客

この順番で手を打っていくのが、一番費用対効果が高くて、お金のかからないやり方です。

POPは、この①の「客単価アップ」に直結するツールです。すでに来てくれているお客さんに、もう1品追加で注文してもらう。これが一番コストがかかりません。新規集客に広告費をかける前に、今来てくれているお客さんに向けてPOPをしっかり整備する。ここから始めるのが正解です。

「翌月5日ルール」で前月の数字をしっかり把握して、客単価が上がったかどうかを毎月チェックする習慣もセットで持ってほしいです。POPを変えて1ヶ月後に数字で確認する。その繰り返しで、どのPOPが効いているのかが見えてきます。


まとめ:POPは「言葉」が9割。今日から1枚だけ書き直してみる

飲食店のPOP作りで大切なことを整理すると、こういうことです。

  • 売れないPOPは「商品の説明」をしている
  • 売れるPOPは「お客さんの感情・悩み・要望に語りかけている」
  • 誰に向けたものかを絞り、その人への価値を1文で伝え、背中を押す一言を添える
  • デザインより「言葉」を先に磨く
  • POPは客単価アップの最初の一手。今いるお客さんへの投資として活用する

難しく考えなくていいです。今日からできることは、お店の中で一番売りたい商品のPOPを1枚、「〇〇な方へ」という書き出しで書き直してみることです。それだけで、明日から少し注文が変わるはずです。

全国の飲食店経営者さんが実践して成果を出してきた方法ですから、ぜひ一度試してみてください。

POPの書き方を含めた、販促の全体的な流れをもっと体系的に学びたい方は、ぜひこちらも読んでみてください。お客さんがどんな気持ちで来店して、どんなタイミングで追加注文を決めているのか——その購買行動の流れを理解すると、POPをどこに置いて何を書けばいいかが自然と見えてきます。

▼ 顧客の購買行動を軸とした 販促改善の教科書

また、毎月POPや販促のアイデアを実践している全国の飲食店経営者さんたちと一緒に学べる場もあります。北海道から沖縄、海外からも参加している会員さんが、実際にやってみた結果をシェアし合う環境です。「一人でPOPを考えていても限界を感じている」という方は、ぜひのぞいてみてください。

▼ 増益繁盛クラブ入会案内

いつでもお気軽にどうぞ。一緒に、利益の残るお店づくりをやっていきましょう。

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