【飲食店 求人 集まらない】応募が来ない求人広告の共通点
結論から言うと、飲食店の求人広告に応募が来ない最大の原因は「ターゲットのミスマッチ」です。つまり、みんなが欲しがる人材を、みんなと同じ方法で追いかけているから、競争に負けているんですね。
こんにちは、ハワードジョイマンです。静岡市清水区を拠点に、全国1,000店舗以上の飲食店・美容室の経営支援をしてきた中で、採用に困っているお店のほとんどが「同じパターン」にはまっているのを何度も目にしてきました。
「時給を上げても来ない」「求人サイトに掲載しても反応ゼロ」「ようやく採用できても3ヶ月で辞める」——そういった悩みを抱えたまま、今日も現場に立っている経営者の方がたくさんいらっしゃいます。その状況、本当によく分かります。
この記事では、応募が集まらない求人広告に共通するパターンと、それを崩す具体的な方法をお伝えします。ぜひ最後まで読んで、明日から実践してみてください。
こんな方におすすめ
- ✅ 求人広告を出しても応募が全く来ない飲食店オーナーの方
- ✅ 時給を上げたのに採用競争に勝てず悩んでいる方
- ✅ 採用できても短期で辞めてしまいスタッフが定着しない方
- ✅ 自分が現場から抜けられず、採用を急いでいる経営者の方
- ✅ 求人広告の改善ポイントを具体的に知りたい飲食店経営者の方
「全員歓迎」の求人広告が、逆に誰にも刺さらない理由
応募が来ない求人広告の一番よくあるパターン、それは「誰でも歓迎」「年齢不問」「未経験OK」という書き方です。
一見すると門戸を広く開けているように見えますよね。でも実際には、これが逆効果なんですよ。
なぜかというと、求人を見ている人は「自分に向けて書かれているか」を無意識に確認しているからです。「誰でもOK」と書いてある求人は、裏を返せば「あなたに特別に来てほしい」と言っていないのと同じ。だから読んでいても「自分のことかな?」とピンとこないまま、スクロールされてしまうんですね。
これは飲食店に限らず、美容室や整体院など、どの業種でも同じことが起きています。
大切なのは、「誰に来てほしいか」を明確にして、その人に直接語りかける言葉を書くことです。たとえば、「子育てが一段落して、また働き始めたいと思っているお母さん」「定年後も体を動かして社会とつながっていたい方」——こういう呼びかけの方が、ずっとピンとくるんです。
実際に、まかない食べ放題などの具体的な訴求と組み合わせた求人広告の書き方に変えただけで、それまで全く応募がなかったお店が優良スタッフの採用に成功した事例があります。広告費を増やしたわけじゃない。書き方を変えただけです。
「若い人・新卒」だけを狙い続けるのが採用難の根本原因
もう一つ、応募が来ない求人広告に共通しているのが「若い人・新卒・フルタイム」を前提に設計されているということです。
正直に言うと、そこは今一番競争が激しい層なんですね。大手チェーンや待遇の良い企業と同じ土俵で戦っていたら、個人経営の飲食店はどうしても不利になります。
じゃあどうするか。「余っている層」に目を向けることです。
具体的には、こういった方たちです。
- 結婚・出産後に再就職したいと思っている主婦・主夫の方
- 定年退職後も社会参加したいシニアの方
- 本業を持ちながら副業・ダブルワークをしたい方
- 子どもの学校時間に合わせて短時間だけ働きたい方
こういう方たちは「今すぐ働ける人材として」求人市場にあふれているのに、ほとんどの飲食店が見向きもしていない。だから採用しやすいんです。
ポイントは、働く条件を「お店の都合」ではなく「スタッフに合わせる」発想にすることです。たとえば10時〜15時・残業なし・土日祝休みという条件を整えることで、上に挙げたような方たちにとって「自分のために作られた求人だ」と感じてもらえます。
「そんな条件でお店が回るの?」と思う方もいるかもしれませんが、1人を長時間使うより、短時間の人を複数人集める方が、かえってシフトも柔軟になるんですよね。分解思考で考えると、意外と組める組み合わせが見えてきます。
✓ ここまでのポイント
- 「誰でも歓迎」の表現は誰にも刺さらない。ターゲットを絞った呼びかけが応募率を上げる。
- 新卒・若手という「みんなが狙う層」の競争から降り、主婦・シニア・ダブルワーク希望者という「余っている層」に切り替えると採用しやすくなる。
- 「お店の条件に合う人」を探すより「スタッフの都合に仕事を合わせる」発想の転換が鍵。
求人枠が小さすぎて、あなたのお店の魅力が一切伝わっていない
求人広告を出す時、できるだけ費用を抑えようとして「一番小さいプラン」を選んでいませんか?
それ、実はもったいないんですよ。
小さい枠だと書ける情報が限られてしまって、結局「時給〇〇円・未経験OK・週3日〜」という当たり障りのない情報しか入らない。そうなると「どこにでもある求人」と並んでしまって、価格競争に引きずられるだけです。
求人枠は大きく取ることで初めて、こういった情報が伝えられます。
- 実際に働いているスタッフの写真と一言コメント
- 「こんな方に来てほしい」という価値観の呼びかけ
- まかない・福利厚生・働きやすい環境の具体的な説明
- お店のこだわりや、一緒に目指したいビジョン
特に写真は大きな効果があります。「ここで働いている自分」が想像できる写真があると、応募のハードルがぐっと下がるんですね。笑顔のスタッフが厨房で働いている写真1枚で、応募率が大きく変わることもあります。
「採用広告費がもったいない」と節約している経営者の方も多いですが、1人採用できなかった時の機会損失を考えると、枠を広げた方がよほどコスト効率が良いことがほとんどです。時給を100円上げるより、広告枠を広げてお店の魅力を正確に伝える方が先です。
「求人広告の出し方を変え、まかない食べ放題などの訴求をしっかり伝えたところ、これまで全く来なかった優良スタッフの応募が来るようになりました。採用してからも定着してくれています。」
飲食店オーナー(増益繁盛クラブゴールド会員)
「時給だけでつながる関係」が定着率を下げている
採用できても長続きしない、というお悩みもよく聞きます。これは採用の問題ではなく、実は「つながりの設計」の問題なんですね。
時給目当てで集まった人は、時給が高いお店が出てきたら移ってしまいます。それは当然の話です。
じゃあどうするかというと、求人広告の段階から「価値観でつながる」言葉を使うことです。「新しいことにチャレンジしたい人」「お客さんの笑顔を一緒に作りたい人」「テキパキ働いて充実した時間を過ごしたい人」——こういう呼びかけをすることで、最初から「この店の雰囲気が好き」という動機で来てくれる人が集まりやすくなります。
さらに採用後も、経営者として大切にしている考え方や、お店が目指す方向性を繰り返しスタッフに共有することが大事です。「会社として大切にすること」を言葉にして伝えている経営者さんのお店は、スタッフの定着率が目に見えて違います。
スタッフを「時間で来て帰る人」として扱うのか、「一緒に目標を実現する仲間」として扱うのか。その違いが、長く働いてもらえるかどうかを大きく左右するんですよ。
「1店舗経営から美容室2店経営まで拡大できたのも、スタッフが定着して一緒に頑張ってくれるようになったことが大きかったです。採用の考え方が変わると、お店の雰囲気まで変わりました。」
美容室オーナー(増益繁盛クラブゴールド会員)
まとめ:採用できる飲食店に変わるために、今日から変えること
応募が来ない求人広告には、共通した「型」があります。整理するとこうです。
- 「誰でも歓迎」という誰にも刺さらない言葉を使っている
- 新卒・若手という競争が激しい層ばかりを狙っている
- 求人枠が小さく、お店の魅力が一切伝えられていない
- 時給以外のつながりを作ろうとしていない
これらのどれか1つでも当てはまっていた方は、まず1つ変えるところから始めてみてください。全部一度に変えなくていい。「今月の求人から、ターゲットを1つに絞った言葉に変える」だけでも、反応が変わることがあります。
採用で困らない飲食店になることは、売上・利益の安定に直結します。スタッフが定着すれば、経営者自身が現場から少し離れられる時間が生まれ、お店の仕組みを整えることにエネルギーを使えるようになる。採用は単なる人探しではなく、「頑張らない繁盛」の仕組みをつくるための大切な一歩なんですね。
採用の改善と合わせて、販促の仕組み全体を見直したいという方には、こちらの教材をぜひご覧ください。お客さんの動きを軸にした販促の考え方が、飲食店経営者にも非常に参考になる内容です。
また、全国の飲食店オーナーが集まる会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブゴールド」では、採用・定着・売上アップ・利益改善まで、実践的なノウハウを毎月お届けしています。初月はお試し体験もありますので、まずは気軽に覗いてみてください。一人で悩んでいるより、一緒に考えた方が絶対に早いです。
求人改善で「採用できるお店」に変わりたい方、ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしております。