先日、居酒屋を経営している会員さんからこんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、ぐるなびに掲載しているんですけど、宴会の予約がなかなか安定しないんですよね。たまに入るんですが、月によってバラつきがあって…どう改善すればいいですか?」
実は、この悩みって本当にあちこちで聞くんです。掲載はしているけれど、宴会予約が思うように入ってこない。特に秋冬シーズン以外は閑散としてしまう。そんな状態のお店って、ちょっとしたポイントを見直すだけで大きく変わることがあるんですよね。
今日は、ぐるなびで宴会予約を継続的に取るためのコツを、実際の事例を交えながらお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ ぐるなびに掲載しているが宴会予約が安定しない飲食店の経営者の方
- ✅ 忘新年会シーズン以外も宴会売上を維持したい方
- ✅ ぐるなびのページを作ったけれど他店と似たようなページになっていると感じている方
- ✅ 宴会のリピート予約・指名予約を増やしたい方
- ✅ 集客にお金をかけずに宴会予約の仕組みを整えたい方
宴会予約が入らない本当の理由は「ページの中身」にある
まず最初に確認してほしいのが、自店のぐるなびページを「お客さん目線で見ているか」というところです。
ぐるなびで「居酒屋 宴会」と検索したとき、ズラッとお店が並ぶじゃないですか。その一覧の中で、自分のお店のページはどう見えていますか?
正直に言うと、ほとんどのお店のページって似たり寄ったりなんですよね。「飲み放題付きコース○○円〜」「個室あり」「駅徒歩○分」。これだけだと、見た人は価格でしか判断できなくなってしまう。で、一番安いところを選ぶか、口コミ数が多いところを選ぶかになっちゃうんです。
あるビストロを経営している方の事例なんですが、最初にぐるなびのページを見せてもらったとき、コース料金と「個室あり」「駅徒歩3分」という情報しかなかったんですね。で、「宴会を幹事さんが選ぶとき、何を一番気にしていると思いますか?」と聞いたんです。
「価格ですかね」と言っていたんですが、実はそうじゃないんですよ。幹事さんが一番怖いのは「失敗すること」なんです。「あいつが選んだ店、料理がイマイチだった」って言われたくない。だから、料理の内容・雰囲気・当日の流れが「事前にイメージできるか」がものすごく大事なんですよね。
そのお店、写真と料理の説明を全面的に見直して、「幹事さんが当日の流れをイメージできる」ような構成に変えたんです。コースの写真を実際の料理に差し替えて、「乾杯用のウェルカムドリンクを無料でご用意」「人数に応じてテーブル配置を変えます」という一文を加えた。それだけで、宴会の問い合わせ件数が変わってきたんですよね。
「誰の宴会か」を絞ることで選ばれやすくなる
次に大事なのが、ターゲットを絞るという発想です。
「ぐるなびは幅広い層に見てもらえる場所だから、いろんな人に向けてアピールしよう」と考えがちなんですが、これが逆効果になることがあるんですよ。
「誰でもウェルカム」のページより、「うちはこういう宴会が得意ですよ」と絞り込んでいるページの方が、刺さる人には強烈に刺さる。
例えば、女性が多い職場の歓送迎会に強いお店なら「女子会・女性中心の宴会もお任せください」「コースの中にデザートプレートをご用意」と書く。法人の接待需要があるなら「少人数の接待コースあり・個室対応」と前面に出す。スポーツチームや部活の打ち上げ需要があるエリアなら「打ち上げ歓迎・大人数OK」と打ち出す。
ある海鮮居酒屋さんの事例なんですが、そのお店は地元の企業の接待利用が強みだったんですね。それなのに、ぐるなびのページは「大学の卒業旅行・学生にも人気!」みたいな訴求になっていた。ターゲットと全然違う(笑)。
「接待・会食に特化したコースページ」を別で作って、写真もちゃんとした個室の雰囲気のものを入れたら、法人・団体からの問い合わせが継続的に入るようになったんですよ。これ、ぐるなびの機能の中でできることなんですよね。
✓ ここまでのポイント
- ぐるなびのページは「幹事さんが当日の流れをイメージできる」構成にすることが鍵
- 「誰でもウェルカム」より「こういう宴会が得意」と絞る方が選ばれやすい
- 写真・文言・コース説明は定期的に見直して、他店と差別化する
宴会後のフォローが「リピート予約」を生む
ぐるなびで宴会予約を「継続的に」取るためにもう一つ絶対に外せないのが、宴会後のフォローです。
多くのお店って、宴会が終わったらそこで関係が切れてしまうんですよね。次の宴会の予約が来たとき、また一から選んでもらうことになる。
でも考えてみてください。宴会の幹事さんって、毎年同じ時期に同じような宴会を企画する人が多いんですよ。忘年会・新年会・歓送迎会・お花見・暑気払い…。つまり、一度宴会に来てくれた幹事さんを「次もうちに来てくれるお客さん」に変えられれば、宴会予約が安定するんです。
具体的にどうするかというと、宴会後に幹事さんにお礼のメッセージを送るんです。ぐるなびのメッセージ機能でもいいし、当日LINEのQRコードを渡しておいてLINEでフォローするのも効果的です。
「本日はご利用ありがとうございました。皆さんに喜んでいただけて嬉しかったです。次回のご宴会の際は、ぜひまたお声がけください。○月ごろに新しいコースを準備する予定なので、その際にご案内させていただきますね」という感じで。
これだけで、翌シーズンに「また同じ店でいいよ」という指名予約が入りやすくなるんですよ。
「ハガキによる再来店対策を始めたら、来店が月4回ペースのお客さんが続出するようになりました。平均来店間隔も2ヶ月に1回まで短縮できて、売上が安定するようになったんです。フォローってこんなに効くんだと実感しました。」
飲食店オーナー(40代・男性)
宴会の文脈でも一緒で、「来てくれたお客さんとの関係を続けること」が継続的な予約につながるんですよ。新規のお客さんを追いかけるよりも、一度来てくれた幹事さんに次も来てもらう方が、コストも時間もはるかに少ない。
シーズンオフに仕掛けることで通年予約が入る仕組みになる
「ぐるなびで宴会」というと、どうしても11〜1月の忘新年会シーズンに集中しがちです。でも、通年で宴会予約を安定させるためには、シーズンオフの時期に仕掛けることが大事なんですよね。
例えば、3〜4月の歓送迎会、6月の暑気払い、9〜10月の打ち上げシーズン。これらの時期に向けて、2〜3ヶ月前からぐるなびのページを「そのシーズンに特化した内容」に更新しておくんです。
「春の歓送迎会コース」「夏の暑気払い限定コース」と名前をつけるだけでも、季節感が出て予約が入りやすくなります。メニュー内容を丸ごと変えなくても、コース名と写真、説明文を少し変えるだけでいい。
ある焼肉店さんが実践してくれた事例なんですが、忘年会シーズン以外の宴会予約がゼロに近かったんですよ。そこで「歓送迎会フェア」「暑気払い応援コース」をそれぞれのシーズンの2ヶ月前からぐるなびに掲載するようにしたんです。
加えて、それまで繋がりのなかった幹事さん向けに、ぐるなびのメッセージ機能を使って「今シーズンのコースができました」と告知を送るようにした。それだけで、春と夏の宴会予約が入るようになって、年間を通じた売上の平準化ができてきたんですよ。
「団体様向けのホームページページを整備したことで、法人・団体からの問い合わせが継続的に発生するようになりました。整備する前は全くなかったのに、ちゃんと情報を出すだけでこんなに変わるんだと驚きました。」
飲食店オーナー(50代・男性)
まとめ:ぐるなびは「整備する」だけで別物になる
ぐるなびで宴会予約を継続的に取るためのポイントを整理すると、こういうことです。
まず、ページを「幹事さんが当日の流れをイメージできる」内容に変える。写真・コース説明・サービス内容を具体的に。次に、自分のお店が得意とする宴会シーンに絞って訴求する。「誰でもOK」は誰にも刺さらない。そして、宴会後にフォローして次のシーズンの指名予約を取りに行く。さらに、シーズンオフに向けた専用コースを事前に仕込んでおく。
これって全部、お金をかけずにできることなんですよね。ぐるなびに掲載料を払っているのに、ページをちゃんと整備していないのはもったいないんですよ。掲載していること自体は一緒なんだから、中身を変えるだけで全然違う結果になる。
今の行動の結果が今の売上です。「ぐるなびに載っているだけ」の状態を続けるのか、「載っている場所を最大限活かす」状態に変えるのか。ぜひ今日から一つだけでも動いてみてください。
宴会予約の仕組みを含めた販促全体の改善に取り組みたい方は、まずこちらをご覧いただければと思います。顧客の購買行動を軸にした販促の考え方を体系的にまとめていますので、自店の課題が見えてくるはずです。お気軽に読んでみてください。
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