【Googleビジネスプロフィール 飲食店】更新頻度と写真でここまで変わる
先日、会員さんの居酒屋オーナーからこんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、食べログもホットペッパーも登録してるんですが、Googleからの問い合わせがぜんぜんなくて。なんか設定が悪いんですかね?」
実際にそのお店のGoogleビジネスプロフィールを見せてもらったら、一目瞭然でした。最後の投稿が8ヶ月前。写真は開業当初に撮ったと思われる暗い料理写真が3枚だけ。これではGoogleに「このお店、まだ営業してますか?」と疑われても仕方ないんですよ。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)って、飲食店にとってはもはや「第2のホームページ」なんですね。でも多くの飲食店オーナーさんが、登録しただけで満足してしまっているのが現状です。今日はその「更新頻度」と「写真」というたった2つの要素を整えるだけで、集客がどこまで変わるのかを具体的にお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ Googleビジネスプロフィールを登録したけど、その後ほとんど触っていない飲食店オーナーの方
- ✅ 食べログやホットペッパーに頼りすぎていて、Googleからの集客を活かせていない方
- ✅ 料理には自信があるのに、ネット上での見せ方がわからない方
- ✅ 広告費をかけずに新規客を増やしたいと考えている方
- ✅ 写真や投稿を「どんな頻度で・何を載せればいいか」が具体的に知りたい方

Googleはあなたのお店が「生きているか」を見ている
まず大前提として、Googleは「アクティブなお店」を優先して表示する仕組みになっています。これは検索した人に、より新鮮で信頼できる情報を届けるためなんですね。
つまり、更新が止まっているお店より、コンスタントに情報発信しているお店のほうが、「近くの居酒屋」「〇〇駅 ランチ」といったキーワードで上位に出やすくなる、ということです。
具体的に言うと、Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能を使って週1回でも更新を続けているお店と、半年間放置しているお店では、同じ地域・同じジャンルでも表示順位に明確な差が出てきます。
よく「Googleのアルゴリズムは複雑で素人にはわからない」と言われますが、飲食店の集客という観点では、実はシンプルです。「定期的に更新されているか」「写真が充実しているか」「口コミに返信しているか」、この3点を押さえておけば、地域内での露出は着実に上がっていきます。
特に「投稿の頻度」については、週1回が理想ですが、最低でも月2回は更新したいところです。何を投稿すればいいかというと、難しく考えなくていいんですよ。今日のランチメニュー、旬の食材、季節のおすすめ料理、スタッフの一言コメント、営業時間のお知らせ、こういった日常の情報で十分です。
「写真の質」と「枚数」が集客に直結する理由
Googleビジネスプロフィールで最も差がつく要素のひとつが、写真です。
お客さんがGoogleでお店を検索した時、最初に目に入るのは写真なんですね。そこで「行きたい」「美味しそう」と感じてもらえるかどうかが、来店率に直結します。
では、どんな写真が効果的かというと、ポイントは3つです。
① 料理写真は「明るさ」と「アップ感」で決まる
暗い写真、遠くから撮った写真はNGです。スマートフォンでも、窓際の自然光を使って料理に近づいて撮るだけで、ぐっと美味しそうに見えます。加工アプリを使う場合は明るさを少し上げるだけで印象が変わります。
② 外観・内観・料理・スタッフの4種類をそろえる
「このお店ってどんな雰囲気なんだろう?」と思った時に、料理だけじゃなくて店内の様子やスタッフの顔が見えると、お客さんは安心するんですよ。特に初めて来るお客さんは、「入りやすいかどうか」を写真で判断していることが多いです。
③ 最低20枚、できれば50枚以上を目標に
Googleの調査でも、写真が多いほどお店への問い合わせや電話が増えるというデータがあります。月に2〜3枚ずつ追加していけば、半年で20枚以上になります。季節ごとの料理写真を追加していくのが一番自然ですね。
ちなみに、お客さんが投稿してくれた写真も「Googleビジネスプロフィール」の写真欄に表示されます。口コミをしてくれたお客さんへの返信の中で「写真もありがとうございます」と一言入れるだけで、投稿してくれる方が増えていきますよ。
✓ ここまでのポイント
- Googleは「定期的に更新されているお店」を優先表示する。週1〜月2回の投稿を継続することが地域内での露出アップに直結する
- 写真は明るさ・アップ感・種類の多様性が重要。外観・内観・料理・スタッフの4種類をそろえ、50枚以上を目標に少しずつ増やしていく
- お客さんが投稿した写真への返信も集客効果につながる。口コミへの返信を忘れずに行う
Googleビジネスプロフィール「診断チェックリスト」
では実際に、あなたのお店のGoogleビジネスプロフィールをチェックしてみましょう。以下の項目を確認してください。
基本情報の整備
- □ 店名・住所・電話番号・営業時間が正確に登録されているか
- □ 定休日・臨時休業の情報が最新になっているか
- □ ウェブサイトURL(食べログやホットペッパーのURLでも可)が登録されているか
- □ カテゴリ(居酒屋・ラーメン店・イタリアンなど)が正しく設定されているか
写真・投稿の状態
- □ 写真が最低でも10枚以上登録されているか
- □ 最新の料理写真(3ヶ月以内に撮影したもの)が入っているか
- □ 外観・内観・料理・スタッフの4種類の写真がそろっているか
- □ 過去1ヶ月以内に「投稿」の更新をしているか
口コミ対応
- □ すべての口コミ(良い口コミ・悪い口コミ問わず)に返信しているか
- □ 口コミの返信が定型文になっていないか(お客さんの言葉に寄り添っているか)
予約・メニュー連携
- □ 予約ボタン(食べログやホットペッパーへの誘導)が設定されているか
- □ メニューや価格帯の情報が登録されているか
いくつ「□」が埋まりましたか?正直なところ、これを全部やり切れている飲食店さんはまだまだ少ないです。だからこそ、今すぐ着手すれば差をつけられるチャンスなんですよ。
「客数を前年比40%増やし、売上・利益ともに過去最高を更新することができました。Googleビジネスプロフィールの写真と投稿を継続的に整えたことが、特に新規のお客さんの増加につながったと実感しています。」
飲食店オーナー
「何を投稿するか」迷わないための3つのネタ切れ防止策
「週1回更新するって言っても、何を書けばいいかわからない」という声をよく聞きます。そこでネタ切れしないための考え方をお伝えします。
① 季節・行事カレンダーをベースにする
1月は新年のご挨拶・お正月料理、2月はバレンタイン・節分、3月は送別会…というように、年間の季節イベントをあらかじめカレンダーに書き出しておく。これだけで年間50本以上のネタが確保できます。先に「販促カレンダー」を作ってしまうのが鍵なんですよ。
② 仕入れ・食材のストーリーを投稿する
「今日は〇〇産の新鮮なカツオが入りました」「地元の農家さんから旬のとうもろこしを仕入れました」という食材情報は、お客さんにとって読みやすく、お店の個性も伝わります。難しいことを書かなくていいんですね。
③ お客さんのリアクションをヒントにする
「この料理、美味しかった!」「また来ます」とお客さんから言われた料理や体験を、そのまま投稿ネタにする。実際に喜んでもらえたものが、次のお客さんにも刺さる可能性が高いです。
大事なのは「完璧な投稿」を目指さないことです。多少文章が荒くても、写真が素人っぽくても、続けることの方がはるかに重要なんですね。「更新が止まっている完璧な投稿」より「毎週続く素朴な投稿」の方が、Googleに評価されますし、お客さんにも「ちゃんと営業しているんだな」と安心してもらえます。
「POPとメニューブックの改善だけで客単価が5%アップし、売上が過去最高を達成しました。お客さんへの見せ方・伝え方を変えるだけで、こんなに変わるんだと驚いています。」
中華料理店オーナー
Googleビジネスプロフィールは「仕組み」に組み込むのが正解
ここまでお話ししてきた内容、「やることは分かった、でも継続できるか不安…」という方もいると思います。
そこで大事な考え方をお伝えします。Googleビジネスプロフィールの更新は、「毎回ゼロから考える」のをやめて、仕組みに組み込んでしまうことです。
たとえばこういうやり方があります。
- 毎週月曜日の仕込みの合間に、今週のイチオシ料理を1枚撮影してそのまま投稿する
- 月末にその月の口コミへの返信をまとめて行う「返信デー」を設ける
- スタッフに「気に入った料理を撮ったら共有フォルダに入れて」と伝え、写真を蓄積する
これ、特別なスキルも大きな時間もいらないんですよ。1回の作業で5分〜10分あれば十分です。でも、これを半年・1年続けると、検索での表示回数・お店への電話・経路案内のタップ数が、明らかに変わってくる。
「仕組みに働いてもらう」という発想で、Googleビジネスプロフィールを集客の自動装置として機能させていくのが、忙しい飲食店オーナーさんにとっての正解だと思っています。
Googleビジネスプロフィールはあくまで「入り口」です。そこから来店してくれたお客さんをリピーターに育て、1人あたりの累計利益を最大化していく仕組みが整って初めて、集客投資が利益に変わります。新規集客だけを追いかけるのではなく、再来店対策・客単価アップとセットで考えることが大切なんですね。
まとめ:今日から始めるGoogleビジネスプロフィール改善の第一歩
飲食店のGoogleビジネスプロフィール、今日お伝えしたことを整理するとこうなります。
- Googleは「アクティブなお店」を優先表示する。週1〜月2回の投稿を習慣化する
- 写真は明るく・近く・種類多く。50枚以上を目指して少しずつ追加する
- 口コミへの返信は必ず行う。返信があるお店はお客さんに信頼される
- 「ネタに迷わない仕組み」を作り、継続を仕組み化する
- Googleビジネスプロフィールは「入り口」。来店後のリピート対策とセットで設計する
この記事を読んで「やってみよう」と感じた方は、まず1つだけ行動してみてください。チェックリストを眺めて「全部やらなきゃ」と思うと動けなくなります。今日は写真を1枚追加するだけでも、昨日より前進しています。
私、ハワードジョイマンは静岡市清水区を拠点に、全国1,000店舗以上の飲食店・美容室の経営支援をしてきました。中小企業診断士として、現場に即した実践的なノウハウをお届けすることを大切にしています。
Googleビジネスプロフィールの改善はあくまで集客の一手段ですが、「お客さんの購買行動の流れ」全体を理解した上で打ち手を選ぶと、効果は何倍にもなります。
集客から再来店まで、お客さんの動きを軸にした販促の考え方を体系的にまとめた資料をご用意しています。ぜひ一度ご覧ください。
また、毎月の販促計画・Googleビジネスプロフィールの活用法・再来店対策・客単価アップなど、飲食店経営に必要なノウハウを会員さんと一緒に実践していく場もご用意しています。初月からお試しいただけますので、まずは気軽にのぞいてみてください。
「どこから手をつければいいか分からない」という方も、ぜひ一度ご相談ください。皆さんのお店が地域でしっかり愛される存在になれるよう、一緒に考えていきましょう。