【飲食店 ステップメール】登録直後の5日間で信頼関係を作る配信術
「LINE登録してもらったのに、そのあと何を送ればいいか分からなくて、結局何も送っていない」──これ、実は飲食店経営者の8割以上が抱えている状態なんですよ。せっかくお客さんがLINEや公式メルマガに登録してくれたのに、最初の一手が打てないまま1週間、2週間と過ぎてしまって、気づけば「幽霊リスト」が積み上がる…という感じですね。
ところが、登録直後の5日間というのは、実はお客さんとの関係を一気に深められるゴールデンタイムなんです。この期間に何を・どんな順番で届けるかで、そのお客さんがリピーターになるかどうかが大きく変わってきます。今日は、全国の飲食店経営者と一緒に実践してきた「登録直後5日間の配信術」を、具体的なケースを交えてご紹介していきますね。
こんな方におすすめ
- ✅ LINEやメルマガに登録者が集まっているのに、再来店につながらないと感じている飲食店オーナー
- ✅ ステップメール・ステップLINEを作ってみたいが、何を書けばいいか分からない方
- ✅ 新規客はそこそこ来るのに、2回目・3回目の来店が少なく悩んでいる方
- ✅ 集客コストをかけずに、既存のお客さんからの売上を伸ばしたい飲食店経営者
- ✅ 「また行きたい」と思ってもらえるお店づくりに取り組みたい方
なぜ「登録直後5日間」が勝負なのか
ちょっと想像してみてください。お客さんがLINEに登録するのって、どんなタイミングだと思いますか?ほとんどの場合、実際に来店して「美味しかったな」「また来たいな」という気持ちが高ぶっている瞬間なんですよね。テーブルのPOPを見て、スタッフに声をかけてもらって、会計のときに登録する。
つまり登録直後というのは、お客さんのあなたのお店への気持ちが一番温まっている瞬間なんです。ここを逃してしまうと、1週間後には「あのとき登録したお店ってどこだっけ?」という状態になります。これは冷静に考えると、もったいないですよね。
熊本で海鮮居酒屋を経営するある会員さんは、以前は登録者に対して1ヶ月以上何も配信していなかったそうです。ある月に思い切って5日間の配信を設計して送ってみたところ、配信した週の再来店率が普段の2倍以上になったんです。「こんなに変わるのか」とご本人もびっくりされていましたね。5日間でやることは、実はそんなに多くないんです。
5日間の配信スケジュール:何を・どの順番で送るか
ここが一番知りたいところだと思うので、具体的にお伝えしますね。ポイントは「売り込まない」「まず与える」この2点だけです。
1日目(登録当日):感謝+お店の「なぜ」を伝える
登録してくれたことへのお礼と、「なぜこのお店をやっているのか」という背景を短く伝えます。「地元・静岡の魚を地元の人に食べてほしくて始めました」とか「父から受け継いだこのだしへのこだわりを守り続けています」というような話ですね。この「なぜ」が、他のお店との差別化になるんです。売り込みはゼロでいいです。
2日目:舞台裏・こだわりを見せる
仕入れの話、料理長の朝の仕込み、地元農家との付き合いなど、普段お客さんが見えない「舞台裏」を届けます。東京・板橋で焼き鳥店を営む会員さんは、「毎朝5時に市場で目利きした鶏だけを使っています」という1通を送ったところ、「そんなこだわりがあったんですね」と次の来店時に声をかけてくれたお客さんが続出したそうです。人は「知っている」お店に安心感を持つんです。
3日目:お客さんの悩み・要望に共感する
ここで初めて「お客さん目線」の話をします。「記念日のディナーをどこにしようか迷っていませんか」「仕事帰りにゆっくりできる場所を探していませんか」という切り出し方ですね。自分のお店に来るお客さんが抱えている悩みや要望を言語化して届けることで、「そうそう、そういうことなんだよな」と共感を生みます。
4日目:リピーターさんの声・実例を届ける
「先日、常連のAさんが〇〇を召し上がって、こんな感想をくださいました」という形で、既存客の声を届けます。これがお客さんの「また行ってみようかな」という気持ちを後押しするんです。新規で来たお客さんは「自分はこのお店で歓迎されているのか」を無意識に確認しています。他のお客さんが喜んでいると分かると、安心して戻ってきやすくなります。
5日目:来てほしい理由+背中を押す一声
5日間のまとめとして、「ぜひまたいらしてください」という言葉と、もし使うなら特典や次回来店の理由づけを添えます。「今月の旬のメニューが出ました」「季節限定の一品を仕込みました」という具体的な情報を1つ加えるだけで、来店するきっかけになります。割引クーポンじゃなくていいんです。来る「理由」を作ってあげることが大事です。
✓ ここまでのポイント
- 登録直後5日間はお客さんの気持ちが一番温まっているゴールデンタイム。ここを逃さないことが最重要
- 配信の順番は「感謝→舞台裏→共感→実例→来店理由」。売り込みを最後まで押さえることが信頼構築のコツ
- 文章は長くなくていい。短くても「あなたのお店らしさ」が伝わる言葉を使うことが大切
実際に成果が出た飲食店の事例
和歌山市で中華料理店を営む会員さんのケースをご紹介します。以前は「季節のおすすめメニューが出ました」という一言だけの配信しかしていなかったそうです。そこで5日間の配信を一緒に設計したところ、3ヶ月後には再来店のペースが目に見えて上がりました。
「POPとメニューブック改善で客単価が5%アップし、売上が過去最高を更新しました。以前は何をすればいいか全然分からなかったのが、やることが明確になって動けるようになりました」
中華料理店オーナー(50代・男性)
この方のポイントは、「舞台裏」の配信で自分のお店の仕入れへのこだわりを伝えたこと、そして「来てほしい理由」として新メニューの試食会を小規模で開いたことです。割引なしで、来店理由を作ったわけですね。
また、新潟県上越高田市で居酒屋を営む別の会員さんは、ハガキとLINEのステップを組み合わせることで平均来店間隔を大幅に縮めることに成功しています。
「ハガキによる再来店対策を取り入れたところ、来店が月4回ペースのお客様が続出し、以前は2ヶ月に1回だった来店間隔が大きく短縮しました」
飲食店オーナー(40代・男性)
デジタルとアナログを組み合わせることで、お客さんとの接点が増えて関係が深まる──これが「頑張らない繁盛」の仕組みの作り方です。
文章を書くのが苦手でも大丈夫な3つの原則
「でも文章なんて書けないし…」という声、よく聞きます。安心してください。ステップメールの文章は「上手い文章」である必要はないんですよ。むしろ「上手すぎる文章」はテンプレートっぽく見えて、かえって信頼感が下がることもあります。
意識してほしいのはこの3点だけです。
① 誰かひとりに書く
「お客様各位」みたいな書き方ではなく、「先日カウンターでお話しさせていただいたような方に向けて書く」つもりで書くと、文章がぐっと温かくなります。登録してくれているのも、来店してくれているのも、一人ひとりの人間ですから。
② 短くていい、1回1テーマ
スマホで読まれることがほとんどなので、1通あたり300〜400文字程度で十分です。詰め込みすぎると読まれなくなります。「今日はこれだけ伝えたい」という1点に絞ることですね。
③ 「お店の言葉」で書く
マーケティング用語や敬語を並べた文章より、「うちの厨房はこんな感じなんです」「こういうお客さんに来てほしいんです」という、あなたのお店のリアルな言葉の方が伝わります。文章力よりも「人柄」が出る文章の方が、ずっと再来店につながります。
まとめ:5日間を設計するだけで、再来店の仕組みが回り始める
今日お伝えしたことをまとめると、登録直後5日間の配信は「感謝→舞台裏→共感→実例→来店理由」の順番で届けることで、お客さんとの信頼関係が自然と育まれます。売り込みはしない、まず与える──この順番が崩れると、お客さんはすっと離れてしまいます。
「新規客には時間をかけない、既存客には時間をかける」という考え方でいうと、ステップメール・ステップLINEはまさに「仕組みに働いてもらう」典型例です。一度作ってしまえば、あなたが厨房に立っている間も、仕入れに行っている間も、登録してくれたお客さんに自動でメッセージが届き続けます。これが「頑張らない繁盛」の入口になるんです。
もし「どんな配信スケジュールが自分のお店に合うか相談したい」「文章の作り方をもっと詳しく知りたい」という方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。全国1,000店舗以上の飲食店・美容室経営者と一緒に実践してきたノウハウを、分かりやすくまとめています。
また、月ごとに販促テーマを決めて仲間と一緒に実践したい方には、会員制のサポートもご用意しています。北海道から沖縄、さらにアメリカ・カナダの海外在住の飲食店オーナーまで、一緒に取り組んでいる仲間がいますよ。ぜひ一度のぞいてみてください。
素直に実践できる経営者ほど、結果が出るのが早いです。ぜひ、今日から5日間の配信を設計してみてください。