集客アップ

飲食店コンサルタントに頼む前に確認すべき7つのチェックリスト

「コンサルタントに相談しようか迷っている」という経営者の方から話を聞くと、ある共通点があることに気づきます。

それは、自店の「売上の構造」をまだ一度も分解したことがない、というケースが圧倒的に多いんですよ。

実は、外部のコンサルタントを活用して成果を出している経営者ほど、「相談する前にある程度の現状整理ができていた」という傾向があります。逆に、丸投げで入ってしまうと、アドバイスは受けられても実行に移せず、費用だけかかって終わる——という結果になりやすいんですね。

この記事では、コンサルタントに頼む前に自分でできる7つのチェックリストを紹介します。「当てはまった数が多いほど、今すぐ手を打つべきサイン」として読んでもらえると、売上が伸び悩む本当の原因が見えてきます。

📋 この記事でわかること

  1. 売上が伸び悩む根本的な原因と、見落としがちな構造的な問題
  2. コンサルタントを活用する前に自分でやるべき「売上の分解」の方法
  3. 客単価・来店頻度・新規集客の優先順位と具体的な見直し手順
  4. 数字を「翌月5日」に把握する習慣の作り方

こんな方におすすめ

  • ✅ 売上はそれなりにあるのに、月末になると利益が残っていない方
  • ✅ 販促を「なんとなく」やっていて、効果があったか振り返れていない方
  • ✅ 飲食店コンサルタントへの相談を考えているが、何を準備すればいいか分からない方
  • ✅ 新規集客に力を入れているのに客数が安定しない方
  • ✅ 数字の管理が苦手で、翌月の売上見通しが立てられない方
飲食店コンサルタントに頼む前に確認すべき7つのチェックリスト | 飲食店の年商1億円突破の教科書

「売上が伸びない」の正体は、ほぼこれ

売上が伸び悩んでいる経営者の方に話を聞くと、多くの方が「もっと新規のお客さんを増やさないと」と口にします。でも実際にヒアリングしていくと、問題の根っこは別のところにあることがほとんどなんですよ。

売上というのは、「客単価 × 客数 × 来店頻度」の掛け算で成り立っています。この3つのどこが弱いのかを把握しないまま、とにかく新規集客に投資する——これが「忙しいのに利益が残らない」状態を生む最大の原因です。

たとえば、来店頻度が月1回のお客さんを月2回来てもらえるようにするだけで、売上は単純に2倍になる。でも新規客を1人増やすには、その何倍もの労力とコストがかかります。

コンサルタントに頼む前に、まずこの「どこが弱いか」を自分で把握しておくことが最初の一歩です。

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今すぐ確認。7つのチェックリスト

以下の7項目を読みながら、自分の店に当てはまるものを数えてみてください。

チェックポイント①:売上を「客単価・客数・来店頻度」に分解できていますか?

「今月の売上が先月より下がった」と分かっても、なぜ下がったかが分からない——という状態になっていませんか?客数が減ったのか、単価が下がったのか、リピートが減ったのか。この3つを別々に追っていないと、どこに手を打つべきかが見えません。

✅ ポイント:まずPOSレジや手書きの記録でもいいので、先月の「客単価・客数・来店頻度」を出してみましょう。数字がなければ話は始まりません。

チェックポイント②:メニューブックやPOPを最後に見直したのはいつですか?

客単価を上げる一番コストがかからない方法は、店内販促です。ところが、開業時に作ったメニューブックをそのまま何年も使っているお店が本当に多い。「おすすめ」や「本日のスペシャル」をちゃんと目立たせているか、価格の見せ方は適切か、追加注文を促す仕掛けがあるか——こういった点が抜けていると、来てくれたお客さんの単価が上がりません。

✅ ポイント:メニューブックを「注文を受けるための道具」ではなく、「お客さんの単価を自然に上げるための販促ツール」として見直すことが先決です。

チェックポイント③:再来店の仕掛けが何もありませんか?

新規客が来ても、2回目につながる仕組みがないと、いつまでも「新規を集め続けないといけない」状態が続きます。LINE公式アカウントへの誘導、来店後のハガキ、次回来店のきっかけになる情報発信——こういった「再来店対策」を何も打っていないとしたら、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けているようなものです。

✅ ポイント:まずLINE登録の一言声かけだけでもいい。「仕組みがゼロ」の状態を抜け出すことが先です。

チェックポイント④:前月の売上・利益を「翌月5日」に把握できていますか?

売上が伸び悩む経営者の多くが、前月の数字を把握するのが遅い。10日・15日ごろになってようやく「先月はこんな感じだったな」と振り返る——これでは軌道修正のタイミングを毎月逃し続けることになります。

私はこれを「翌月5日ルール」と呼んでいます。前月の数字を翌月5日までに必ず把握する。これだけで、経営の意思決定のスピードが変わります。

✅ ポイント:翌月5日に「売上合計・客数・客単価・利益の概算」が出せる状態を仕組みとして作りましょう。

チェックポイント⑤:年間の販促計画が「欲しい利益」から逆算されていますか?

「今月暇だから何か販促しよう」という場当たり的な動きになっていませんか?販促は、欲しい利益額から逆算して年間で設計するのが正解です。「今年いくらの利益が欲しいか→そのためには売上がいくら必要か→客単価・客数・頻度をどう設定するか」という順番で考えると、やるべき販促の優先順位が自然と決まります。

✅ ポイント:「収益ボックス」と呼んでいる逆算の年間計画表を一度作ると、販促が場当たりでなくなります。

チェックポイント⑥:新規集客に一番お金と時間をかけていませんか?

広告費を月数万円かけているのに、リピート施策にはほぼ何も投資していない——というケースは本当によくあります。新規を取ることより、来てくれたお客さんにまた来てもらう方が、コストは圧倒的に低い。順番として「客単価アップ→再来店対策→新規集客」で考えるのが、利益を残すための正しい順序です。

✅ ポイント:今の販促費の何割が「新規獲得」に使われているか、一度確認してみましょう。

チェックポイント⑦:販促をやりっぱなしにしていませんか?

チラシを配った、SNSに投稿した、クーポンを出した——でも、その結果がどうだったか検証していない。これでは何が効いて何が効いていないかが永遠に分からず、同じ失敗を繰り返します。飲食店のFL比率の改善と同じで、数字を追う習慣がない限り、どんな手を打っても改善サイクルは回りません。

✅ ポイント:販促の結果は「客数の変化」「客単価の変化」「再来店率の変化」の3点で必ず振り返る習慣を作りましょう。

✓ ここまでのポイント

  • 売上の伸び悩みは「新規が少ない」ではなく、「客単価・来店頻度・分解できていない」から起きていることが多い
  • 手を打つ順番は「客単価アップ→再来店対策→新規集客」が最も利益に直結する
  • 翌月5日に前月の数字を把握する習慣が、軌道修正のスピードを変える

チェックリストで当てはまった項目が多かった方は、「何から手をつければいいか」が整理されていない状態です。客単価・再来店・新規集客の順番を体系的に学べる電子書籍を無料でお渡ししています。申込みフォームにメールアドレスを入力するだけです。

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チェック数で見る「今の自分の状態」

❌ 5〜7個当てはまった(危険サイン)

  • 販促が完全に場当たり的になっており、売上の構造が見えていない状態です。まず数字を分解することから始めてください。コンサルタントに頼む前に、この基礎がないと相談の効果が半減します。

✅ 2〜4個当てはまった(改善余地あり)

  • 部分的には動けているが、優先順位がずれているか、数字の把握が甘い可能性があります。特に「チェック④の翌月5日ルール」と「チェック⑥の投資の順番」を見直すだけで、来月から利益の残り方が変わり始めます。

「コンサルタントに頼んで劇的に変わる経営者と、変わらない経営者の差は、素直に実践できるかどうかじゃなくて、自分のお店の数字を把握しているかどうかなんですよ。数字が分かっていれば、何をやるべきかは自然と見えてくる」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・店舗利益最大化コンサルタント)

実践した経営者の変化——スタイリスト3人サロンの場合

飲食店だけでなく、同じ仕組みで成果を出している業種の話を紹介します。

スタイリスト3人という小さなサロンを経営していた30代男性のオーナーさん。最初に相談を受けたとき、一番の悩みは「月の売上がバラバラで、何を根拠に来月の計画を立てればいいか分からない」というものでした。

ヒアリングしてみると、新規集客には力を入れていたけれど、再来店対策がほぼゼロ。来てくれたお客さんの次の予約を取る仕組みがなかったんです。

そこで「次回予約の仕組み化」と「施術の標準化によるアシスタント育成」に絞って取り組んでもらいました。結果として、

「次回予約率が40%から65%に上がって、売上が安定してきた。売上の変動に振り回されることがなくなって、経営がようやく楽しくなりました」

スタイリスト3人サロン(男性・30代)

これは美容サロンの話ですが、飲食店にも全く同じことが言えます。新規を増やす前に「来てくれた人にまた来てもらう仕組み」を作ること。来店頻度という数字にフォーカスすること。この順番を守るだけで、売上の「波」が小さくなります。

コンサルタントを選ぶ前に「自分の店の何が弱いか」を言語化しよう

今回の7つのチェックリストで、5個以上当てはまった方は、まず外部に頼る前に自分の数字を整理する必要があります。逆に言えば、それが整理できた状態でコンサルタントと話すと、最初の面談から話が具体的に進みます。

「売上が下がっています」という相談と、「客単価は上がっているが来店頻度が月1.2回から0.9回に落ちていて、それが原因で売上が落ちています」という相談では、初日から出てくるアドバイスの精度が全然違うんですよ。

また、物価高騰時代に飲食店が生き残るためのサバイバル術でも触れていますが、コスト環境が厳しい今だからこそ、「売上を上げる前に利益構造を把握する」視点がより重要になっています。

「コンサルタントは魔法使いじゃないですよ。自分で数字を把握して、仮説を持って相談できる経営者が一番成果を出す。準備ゼロで丸投げすると、費用対効果が必ず悪くなります」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・店舗利益最大化コンサルタント)

私自身、全国1,000店舗以上の経営者を支援してきた中で感じるのは、「何から手をつければいいか分からない」という状態こそが、最も成果が出にくい状態だということです。チェックリストはその「霧」を晴らすための道具です。

7つのチェックが終わったら、当てはまった項目のうち「一番今すぐ改善できそうなもの」をひとつだけ選んで、今週中に動いてみてください。一度に全部やろうとするより、ひとつにフォーカスして動く方が、確実に成果につながります。

なお、飲食店のFL比率と利益の関係も合わせて確認しておくと、今回のチェックリストがより活きてきます。コスト構造と販促の両面から自店を見直すきっかけにしてみてください。

7つのチェックで「場当たり的な販促」「再来店の仕組みゼロ」「翌月5日に数字が出せない」が複数当てはまった方は、一人で抱えていても答えは出ません。増益繁盛クラブでは、客単価から再来店・新規集客までの優先順位と具体的な手順を、全国の経営者仲間と24時間AIに相談しながら実践できます。初月980円のお試し体験から始められます。

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