成功事例

焼鳥店の経営相談でよく出る悩み、上位5つと解決の糸口

結論から言うと、焼鳥店の経営相談でよく出てくる悩みの根っこは、ほぼ共通しています。「売上は立っているのに、お金が残らない」──この一言に集約されるんですよ。

月商が300万を超えていても、月末に通帳を確認してヒヤッとする。忙しく串を焼き続けているのに、気づけば手元に残るのはわずかな利益だけ。こういう相談が、全国の焼鳥店オーナーから本当に多く届きます。

今回は、1,000店舗以上の支援実績の中から見えてきた「焼鳥店に特有の経営課題」上位5つと、その解決に向けた具体的な糸口を、実際の成功事例も交えながらお伝えしていきます。

📋 この記事でわかること

  1. 焼鳥店の経営相談に共通して登場する悩みのパターン
  2. 「売上はあるのにお金が残らない」状態から抜け出すための考え方と手順
  3. 客単価・原価率・リピートの三角形を整えた実践事例の詳細
  4. 一人で抱え込まずに経営の仕組みをつくるための最初の一歩

こんな方におすすめ

  • ✅ 焼鳥店・焼鳥居酒屋を個人経営していて、月末の資金繰りが気になる方
  • ✅ 客単価を上げたいが、値上げに踏み切れずにいる方
  • ✅ スタッフが定着せず、自分が現場から抜けられない方
  • ✅ 安売り・割引集客から抜け出したいと感じている方
  • ✅ 「頑張っているのに利益が出ない」状態をいい加減に変えたい方
焼鳥店の経営相談でよく出る悩み、上位5つと解決の糸口 | 飲食店の年商1億円突破の教科書

焼鳥店に多い経営の悩み、その「本当の原因」はどこにあるのか

焼鳥店の経営相談でまず出てくるのは、「客が来ない」ではなく「来てるのにお金が残らない」という話なんですね。これが圧倒的に多い。

週末は満席になる。ランチも回転している。なのに月末の帳簿を見ると、「なんでこんなに薄いんだろう」となる。これは集客の問題ではなく、お金の流れる方向が間違っているという構造の問題です。

コロナ禍で閉店を余儀なくされたお店の多くは、実は感染症が原因で倒れたわけではありませんでした。もともと資金繰りが脆弱で、売上が止まったとき1〜2ヶ月で底をついた。そういうケースがほとんどだったんですよ。

つまり、今この瞬間に「なんとか回っている」状態のお店は、次の危機が来たときに備えて、今のうちにキャッシュが残る体質に変えておく必要がある。これが大前提です。

原価率・飲み放題の設計・リピート導線と、悩みの種類は違っても「お金が残らない構造になっている」という根っこは同じだと気づいた方も多いと思います。購買行動を軸にした販促の見直し方を体系的にまとめた電子書籍を無料でプレゼントしています。メールアドレスを入力するだけで受け取れます。

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【悩み1】串の原価率が高く、忙しいのに利益が薄い

チェックポイント1:原価率の構造を品目別に把握しているか

焼鳥は「安くて気軽」というイメージが業態として根付いています。でも、これが経営を苦しくする元凶になっているケースが多い。たとえば鶏もも・砂肝・ねぎまなど定番串の原価率はそれほど高くないのに、飲み放題や生ビールのセットで全体の利益率を下げてしまっている、というパターンが典型的です。

✅ ポイント:値上げより先に、「売価を維持したまま原価率を下げる工夫」を先にやること。食材の仕入れ先の見直し、ロスの把握、品数の絞り込みの3点から着手するのが効率的です。

チェックポイント2:飲み放題・セットの設計が収益を圧迫していないか

飲み放題は集客効果があるように見えますが、実は利益を最も薄くしやすい仕組みです。粗利を70%以上確保しようとすると、飲み放題の価格設定と内容は根本から見直す必要があります。

✅ ポイント:飲み放題は「高単価コースの特典」として位置づけ、単品飲み放題での来店を減らす方向に誘導する。ボトルキープや季節の日本酒・焼酎の単品販売を強化するほうが利益率は上がります。

✓ ここまでのポイント

  • 売上より先に「原価率・粗利の構造」を品目別に把握することが利益改善の出発点
  • 飲み放題の設計を見直し、高単価メニューへの誘導に切り替えることで利益率が変わる
  • 「値上げ」より先に「原価を下げる工夫」を先にやることが王道のアプローチ

「割引をやめる」「仕組みに任せる」という方向性は分かっても、自分の店では何から始めればいいか、の順番が見えないままだと動けないんですよね。増益繁盛クラブでは、客単価適正化→リピート化→新規集客の順番で「何をどの順番でやるか」を明確にしながら進めていきます。初月980円のお試し体験からスタートできます。

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【悩み2】客単価が上がらず、割引集客の連鎖から抜け出せない

「グルメサイトのクーポンで集客しているけど、クーポン客ばかりが来て、クーポンをやめると客が来なくなる気がして怖い」──この相談、焼鳥店では特によく聞きます。

❌ よくあるパターン:クーポン・割引で集客を維持しようとする

  • クーポン客は価格で来ているため、値引きなしでは再来店しにくい
  • 割引コストが積み重なり、客数が増えても手元に残る利益が増えない
  • 「安い店」というポジションが固定化し、客単価が上がりにくくなる

✅ 推奨アプローチ:「価値で選ばれる仕組み」に切り替える

  • 看板メニュー(希少部位・こだわり串・産地指定)で「ここにしかない」を打ち出す
  • 割引は高単価コース限定に絞り、安易な値引き集客はしない
  • POPやメニューブックで「なぜこの串がこの価格なのか」を伝える

「割引をやめると客が逃げると思っている経営者さんが多いんですけど、逃げるのは価格で来ていたお客さんだけなんですよ。あなたの料理に価値を感じているお客さんは、値段が少し上がっても来てくれます。むしろ値引きをやめたことで、本当のお客さんだけが残る。これが筋肉質な経営の入口です。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・店舗利益最大化コンサルタント)

実際に、焼鳥居酒屋を経営している50代の男性オーナーは、クーポン依存から抜け出し、希少部位の串コースを新設して客単価を900円アップさせました。それだけでなく、「うちは他と違う」という自信が生まれ、新メニュー開発に時間を割けるようになったとおっしゃっています。

「客単価900円アップだけじゃなく、新メニュー開発の時間を確保できるようになった。うちは他と違う、と堂々と言えるようになったのが一番大きかった。」

焼鳥居酒屋オーナー(50代・男性)

【悩み3】スタッフが定着せず、社長が現場から抜けられない

焼鳥店の経営相談で、原価率・客単価の次によく出てくるのがスタッフの問題です。「いい人が来ない」「すぐ辞める」「結局自分が全部やることになる」という流れですね。

チェックポイント3:採用の入口と職場の魅力を整えているか

求人を出しても反応がないのは、「一般的な求人文言を書いているから」というケースがほとんどです。「時給〇〇円・シフト柔軟」と書いてもほとんど差別化にならない。

✅ ポイント:「まかない食べ放題」「職人から直接技術を学べる」「月〇〇円の食材手当あり」など、この店で働く具体的な魅力を前面に出すと、求人への反応率が大きく変わります。飲食店の経営相談で最初に話すべき「スタッフと利益の関係」についても、別記事で詳しく解説しています。

チェックポイント4:「社長がいないと回らない」の原因はどこにあるか

仕込みの手順が文書化されていない、接客の対応が「社長判断」に依存している、クレームや例外対応が全部自分に来る──こういう状態が続くと、採用しても「自分と同じレベルでないと任せられない」という罠にはまります。

✅ ポイント:まず「自分がやっていること」を書き出し、「誰でもできること・スタッフに任せられること・自分にしかできないこと」の3つに分ける。最初は「誰でもできること」から順番に任せていく。これだけで、経営者の現場拘束時間が段階的に短縮できます。

【悩み4・5】リピート客が増えない/月末に通帳がさみしい

焼鳥店は「また来たい」と思わせやすい業態のはずなんですね。でも、再来店の仕組みがない。新規客に一生懸命サービスするのに、帰った後は何もしない。これが利益の漏れにつながっています。

焼鳥店のリピート対策でいちばん即効性が高い施策

リピート対策 STEP 1

来店客のLINE登録を促す仕組みをつくる

食後のお会計タイミングで「次回来店時に使える特典」と引き換えにLINE登録を案内する。特典は割引でなくていい。「希少部位の先行案内」や「季節の限定串の事前予約権」など、ファン心理を刺激するもので十分です。

⚠️ よくある失敗:「クーポンを配ればリピートが増える」と思い込み、割引でLINE登録を集めてしまう。これでは再びクーポン依存の連鎖に戻るだけ。価値で来てもらう導線を設計することが大切です。

リピート対策 STEP 2

月末の数字を「翌月5日に把握する」習慣をつくる

利益が残らない経営者に共通しているのが、「月の数字を把握するのが遅い」という点です。売上・原価・人件費を前月分として翌月5日までに把握し、問題を早期に発見して対策を打つ。これを「翌月5日ルール」と呼んでいますが、これだけでキャッシュへの意識が大きく変わります。

⚠️ よくある失敗:「だいたいこれくらいは売れているはず」という感覚経営を続けてしまう。数字が見えなければ、どこから利益が漏れているかも気づけません。

こうした仕組みを積み上げた先に、「社長が現場を抜けても利益が残る体制」が完成します。ある和食店の50代男性オーナーは、仕組み化を進めた結果、月商を80万円上乗せするだけでなく、「抱え込みグセが減り経営に集中できた」とおっしゃっています。業態は違えど、この変化の順番は焼鳥店でも再現できます。

「月商を80万円上乗せできただけじゃなく、現場を任せられる時間が増えた。今まで自分で全部抱え込んでいたのが、仕組みに働いてもらう感覚に変わってきた。」

和食店オーナー(50代・男性)

「キャッシュが残らない焼鳥店に共通しているのは、『売上を増やせば解決する』という思い込みです。でも実際は、売上が増えると経費も増える。大切なのは、1人のお客さんが長く通ってくれることで積み上がる利益の総量を増やすこと。そこに発想を切り替えた瞬間から、経営の景色が変わります。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ:焼鳥店の経営を「筋肉質」に変えるための5つの糸口

今回お伝えした内容を整理すると、焼鳥店の経営相談でよく出る悩みの上位5つは、ほぼすべて「お金の流れが設計されていない」という一点に収束します。

原価率の構造を把握する。飲み放題・割引の設計を見直す。スタッフに任せられる仕組みをつくる。再来店の導線を整える。月末の数字を翌月5日に把握する。この5つを順番に手をつけていくだけで、同じ席数・同じ立地でも利益の残り方は変わってきます。

「頑張らない繁盛」というのは、楽をするということじゃなくて、仕組みに働いてもらうということです。焼鳥の技術はすでにある。あとは、その技術が正しくお金に変わる仕組みをつくるだけ、ということですね。

経営の悩みを一人で抱え込んでいる焼鳥店オーナーの方には、まず飲食店経営の相談を何から始めればいいかを整理したこの記事も参考にしてみてください。最初の一歩が見えてくるはずです。

月商80万円の上乗せも、客単価900円アップも、最初は「仕組みの順番を整えた」ところから始まっています。一人で抱え込みながら現場を回し続けるのをいい加減にやめて、利益が残る体質に変えていきたい方は、増益繁盛クラブの案内ページから詳細を確認してみてください。全国の仲間と一緒に進められる環境があります。

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